●共同住宅を医院に直したい | |
【問】 |
昭和35年に建築した壁構造3階建ての共同住宅をこのほど購入しました。この建物を改修し、併せて増築を行い、医院併用住宅に改装したいと考えています。
間取り変更により、鉄筋コンクリート造壁体の一部数カ所を壁抜きにしたいのですが、万一大地震の時影響しないかどうか心配です。 |
【答】 |
リフォーム時の増築計画には、当然設計計画を立てなければなりません。専門の建築士事務所に設計を依頼し、相談することで解決できます。
間取り図の略図を見た範囲では、全体的に壁が良いことと、戸境方向の壁量が十分にあることから、ドア一枚程度を抜くことは、開口部の枠補強をすれば可能と考えられます。 しかし、この建物は、昭和56年の新耐震設計法の政令改正以前の建物ですから、現在の構造基準に見合っているかどうか検討する必要があります。 従って、新築した当時の設計者に問い合わせるか、あなたがこれから改築の設計を依頼する建築士事務所に検討してもらうかして耐震診断を受けてください。 |