022 既存住宅への断熱材施工はできますか?

●既存住宅への断熱材施工はできますか?
【問】  暑さや寒さにそなえて既存の住宅に断熱材を施す方法があったら、お教えください。住宅は木造で、建築してから12年たつ平屋です。
【答】  通常、住宅建築に使用されている断熱材の形状は、板状のものとマット状のものがあります。ご質問によりますと、既存建物ということですから、まず天井裏について考えると、押し入れの天井は簡単に開くと思います。手間は多くかかりますが、マット状の断熱材を敷き込めると思います。

 ブローイング工法という、断熱材をホースによって吹き込み、厚さ10から20cmほどの断熱層を形成する方法も応用できると思います。

 壁には、筋違いなどが入っており、人間が入って作業できるほど高くないと思われますので、仕上げ材をはがしてからでなければ施工できない場合もあります。

 断熱材を入れることができない場合、その他の断熱方法を考えてみますと、現状の仕上げ材の上に、断熱性の良い仕上げ材料をはり重ねることが考えられますが、ドアの開閉に支障が生じるなど問題がありますので、納まりが良くできるかどうか、お近くの建築士事務所などにご相談ください。

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