事故例 #003 イラスト
壁内部の結露でパネルの交換
対象建築物 住宅
構造・階数 木造2階建
延べ面積 189
施工期間 平成8年5月14日〜8月29日
工事費 4,400万円
現 象 竣工後1年4ヶ月程経って、外壁特殊セメント防火板(t=12直接釘打ち工法)の板全体に渡り、ビスより白い粉が流れ出し、外壁全体を汚し部分的にパネルのゆがみや剥離を起こした。
原 因 外壁断熱工法で施工されたが、壁内部下端水切りの設計位置が不良であったことを含め、下端から笠木までの通気についての配慮が甘かったため、壁内で結露現象が起き、冬季に凍害を起こしたものと思われる。
賠償額 389万円(全額保険対象)
補修内容 パネル全体のビス・小口部分に欠陥を生じたため、壁面パネル全体を交換するとともに、下端・ 中間・笠木の鉄板の納まりを調整、改善することになった。

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