日事連 緊急拡大全国会長会議
「改正建築基準法施行関係説明会」
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平成19年8月27日、鉄鋼会館にて緊急拡大全国会長会議として「改正建築基準法施行関係説明会」を開催しました。
これは日事連が、平成19年6月に施行された改正建築基準法について、全国で確認申請手続きが停滞し、円滑に進んでいない状況に鑑み、国土交通省担当官に改正建築基準法の施行の運用上の取扱方針や質疑事項について説明をいただくとともに建築設計者側の実務での疑問に答えていただくために開催したものです。
会議では、日事連役員、全国建築士事務所協会の会長他、日事連の関係委員会委員等の約150名が参加し、国土交通省担当者から建築基準法の運用(確認申請手続き等)の円滑化に向けた説明及び、質疑応答を行いました。
< 出席者 >
国土交通省
小 川 富 由 大臣官房審議官(建築行政担当)
水 流 潤太郎 住宅局建築指導課長 安 藤 恒 次 住宅局建築指導課企画専門官
松 野 秀 生 住宅局建築指導課長補佐
日本建築行政会議
小 野 幹 雄 企画委員長(東京都都市整備局市街地建築部建築企画課長)
(財)日本建築センター
鈴 木 孝 明 確認検査部長
日事連
役 員 単位会 会長他
構造技術専門委員会委員
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【主な会議(説明会)の内容】
三栖会長より「建築確認申請の運用について、建設的な意見を述べていただき、本日の成果を各単位会へ持ち帰っていただき、早急に確認申請が円滑に進むよう尽力いただきたい」旨の挨拶がありました。
続いて、国土交通省の小川大臣官房審議官より「改正基準法施行までに時間的な余裕が無く、審査指針等のアナウンスが遅くなり、確認申請手続きに係る混乱が生じたことを恐縮しており、現場の課題は早急に解決したい。申請者・審査側双方が円滑にかつレベルの高い建築確認申請を進めていただきたい」旨の挨拶がありました。
水流住宅局建築指導課長からは、改正建築基準法施行の運用方針として確認申請手続きの円滑化について
1.建築基準法改正のポイント、2.運用にあたっての基本的な留意事項、3.国土交通省における確認申請手続き等の円滑化に向けての取り組みについて説明がありました。
【国土交通省配付資料「改正建築基準法による確認申請手続きの円滑化について07/8/27」】
安藤企画専門官からは疑義事項に関する具体的な解説がありました。
説明・解説に続き質疑応答があり、出席者から多数の質問・意見が述べられ、国土交通省担当官からの見解が述べられました。
<参考> 実務者に対する情報提供
■ (財)建築行政情報センター のホームページには以下の情報提供が公開されています。
1.実務者等から寄せられた疑義に対するQ&A形式での回答
(関係団体を通じて寄せられた質疑等を逐次整理し、Q&A形式で回答〔原則として毎週水曜日に定期的に追加するほか、
作業の進捗に応じて他の曜日にも逐次追加される〕)
2.構造審査・検査や構造計算適合性判定の運用解説(審査マニュアル)
3.構造計算概要書の記載例
(これまでにRC造とS造の記載例を作成、現在木造の記載例を作成中)
4.確認申請図書のひながた
(まずは4号建築物の申請図書のひながたを作成)