平成19年12月19日に国交省で、国の社会資本整備審議会建築分科会第13回基本制度部会が開催され、日事連からは三栖会長が委員として出席しました。
この部会では、建築士試験の受験資格の見直と講習制度について検討を行ってきた「建築士制度小委員会とりまとめについて」(報告)と業務報酬基準の見直し、工事監理のあり方及び設計賠償保険の充実について検討を行ってきた「業務報酬基準・工事監理小委員会とりまとめについて」(報告)等が報告されるとともに、これらを合体させた「基本制度部会とりまとめ(案)について」説明がなされました。
委員からは、三栖委員をはじめとして、「一級建築士を要件とした「設備設計」一級建築士の数が不足するおそれが大きいので施行後混乱することのないよう、その確保について講習、考査等弾力的な取扱いをし、万全の施策を講じられたい。」との発言が相次いだほか、「見直しされる業務報酬基準(1206号)の実効性を高めること、そしてその仕掛けが必要である。特に官公庁発注での基準尊重が必要である。」との発言も相次ぎました。
このとりまとめ(案)については、大筋了承され、細かな意見があれば今週中に事務局に提出し、その扱いは村上委員等に一任され、とりまとめられることが了承されました。